成田可菜絵が世界ユースへ
update 2003/6/26 12:17
陸上短距離の成田可菜絵(函大谷高1年)が、7月9日から5日間、カナダで開かれる17歳以下の世界ユース選手権に出場することが決まった。成田は「初の海外遠征で、不安の方が大きい」といいながらも、同年代の世界トップとの対決に静かな闘志を燃やしている。
成田は昨年、全国中学で100メートル、200メートル、400メートルリレーの短距離3冠を制して、一気に注目を浴びた。高校に進学した春先は好調だったが、右太もも裏側の筋膜炎で一度は調子を落としたが、全道高校では100メートル2位、200メートルは自己ベストを更新する24秒82で1年生ながら優勝を手にした。
上磯中学時代に指導した道南陸協の岡部寿一理事長は「将来性を買われたのでしょう。同年代の世界のレベルや練習方法を学ぶのには、絶好の機会。夏にかけて調子を上げ、大舞台には強いので、練習でつけてきた力を100%発揮してほしい。11秒台は時間の問題」と、教え子の晴れ姿に期待する。
成田は、日本選手団の最下級生として100メートルと400メートルリレーに出場する予定。「知り合いもいない長い遠征になるので、不安は残るが、精いっぱいやってきます」。5日に函館を出発、成田付近で軽く合宿を行い、カナダに出発。7月末には、全国高校を控え、強行日程となるが、世界を知って、さらにひと回の成長を目指す。
提供 - 函館新聞社
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