「西部地区空き家・空き地相談室」8月めどに設置
update 2003/6/20 10:34
函館市は、西部地区に点在する空き家・空き地の有効利用を促進するための「西部地区空き家・空き地相談室」を、8月をめどに設置する。宅建業者との連携で空き家情報を提供して流通を促すほか、廃屋解消に向けた建て替え相談に応じたり、長期居住のアドバイスなどを行い、同地区の活性化と人口定住化を目指す。
市は、昨年9月に市景観形成指定建築物の五島軒が、隣接する空き家の出火で類焼したのを契機に、今年1、2月、都市景観形成地域に指定されている西部地区7町で現地調査と空き家所有者の意向調査を実施した。
その結果、空き家と判明した195件中、すぐに利用可能なものが52件、500平方メートル以上の空き地も44件あることが分かったため、これらの建物や土地を生かそうと、市役所3階の都市建設部内に相談室を設置する方針を固めた。
主な業務としては、市内の宅建業者から情報提供を受け、所有者の意向を確認した上で空き家を不動産物件として紹介し、流通を促進する。市のホームページでも利用可能な空き家を掲載、宅建業者のページへのリンクなども現在、検討している。
また、廃屋対策として改修や解体、建て替えなどの相談に応じ、その解消に向けた誘導策を立案するほか、古い建物に長く住み続けるためのアドバイスなども実施し、市民ニーズの把握に努める。
同部では「市民の相談に応じるのはもちろん、情報提供を行うことで、他地域の人々が函館に住みたいと思うきっかけになれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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