大船遺跡展示室が来月開館

update 2003/6/19 10:55

 【南茅部】防火体制が整うまで今年の開館を見合わせていた南茅部町の大船遺跡速報展示室が、早ければ7月下旬にもオープンすることになった。昨年12月の埋蔵文化財調査事務所火災を教訓に、煙感知器などのセンサーのほか、シャッターなどの防犯設備も完備する。約7万点の出土品などが焼損した火災から間もなく半年。「縄文の里」を広くアピールする展示室の再開が決まったことで、マチには本格的な“復興”ムードが漂い始めている。

 18日の定例町議会で、関連経費を盛り込んだ一般会計補正予算が可決され、具体的な再開の見通しが決まった。

 火災、盗難のセキュリティーとしては、〈1〉侵入者をとらえる画像センサー〈2〉扉の開閉を感知するマグネットセンサー〈3〉火災などの異常をライトの明滅で知らせるフラッシュライト〈4〉煙感知器―などを設置。このほか照明灯を5カ所に配置し、窓3カ所には網入りガラスを、出入り口2カ所にはシャッターを備える。

 補正予算には87万3000円を計上。警備会社とリンクした警備体制には、今年度約30万円、翌年度以降は約45万円が掛かることなどが報告された。一部議員からは「本当にその程度で危険から守れるのか」と疑問視する声が上がったが、町側は「現状で考えると、最高のセキュリティー」と答え、可決された。

 今後、細部を調整したうえで、来月中旬にも業者に発注する予定。

提供 - 函館新聞社



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