森町に「グリーンピア大沼」の買い取り打診

update 2003/6/18 11:03

 【森】森・七飯両町内に大型年金保養基地「グリーンピア大沼」を所有する特殊法人・年金資金運用基金(東京)が森町に対し、買い取りを打診していた同施設の土地・建物の売却価格について、現在の不動産評価額の2分の1に当たる2億円前後となる見込みを示していたことが、17日までに分かった。これに対し、湊美喜夫町長は「今後の議論によるが、個人的には買い取りをしたいと考えている。年内に結論を出したい」と前向きな姿勢を示している。

 2001年12月の閣議決定で、全国13カ所のグリーンピアは05年度までに廃止されることが決まっている。これを受け、同法人は施設所在の道・県、市町村などに対し、施設の売却を進めている。このうち、施設の受け入れ先が〈1〉施設全体の一括購入〈2〉雇用の継続〈3〉公共・公益的な活用―などの条件を満たした場合、不動産価格の時価から半額を値引きし、さらに10年間の分割払いを認める措置を用意している。

 今回は昨年の不動産鑑定で同施設が時価4億円と評価されたことから、2億円という数字が示された。森町が実際に購入を決めれば再度、鑑定が行われ、最終的な価格が決まる。

 湊町長は「一部民間委託も選択肢に入れ、高齢者が宿泊して楽しめる福祉施設などとすることを検討している。施設全般の充実度からすれば、決して高い買い物ではない」と話している。

提供 - 函館新聞社



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