鹿部物産協会が発足

update 2003/6/17 12:11

 【鹿部】まちの海産物の販路拡大を目指す鹿部町物産協会が16日、発足した。同日午後6時から町役場で開いた設立総会で、会長に道場登・道場水産代表を選出。同協会は今後、しかべ間欠泉公園での物販コーナーの設置や、各地の物産展への出店などを通じ、特産品のPR作戦を展開する。

 各種海産物の価格低迷や水揚げ量の減少など、基幹産業である漁業が近年、苦戦を強いられていることなどから、町内の各種団体や企業が団結。スクラムを組み、まちを挙げての売り込み強化を図ることとなった。

 加盟するのは商工会や観光協会、漁協など6団体と、水産加工業7社。町は特別会員として参加する。

 本年度は観光客にホタテやスケトウダラなど、鹿部の特産品を知ってもらうため、年内にも同公園内に物販コーナーを立ち上げる。

 また、町内にトヨタ自動車の関連会社がある縁で、トヨタ生協(本部・愛知県豊田市)の北海道物産展に出店した経験を生かし、同生協各店舗への販路の確保など、販売先の開拓に力を注ぐ。

 総会には約15人が出席。発起人代表として、大澤喜代治商工会長は「すぐに結果が出る取り組みではない。一つずつ積み重ね、息の長い活動にしたい」とあいさつ。規約を定めたほか、本年度の事業計画・予算案などを原案通り可決し閉会した。

 会長以外の役員は次の通り。(敬称略)

 ▽副会長=中川一(六青会代表)▽理事=宮本直志(丸宮水産社長)松本豊蔵(鹿部漁協組合長)鈴木昌志(鹿部郵便局長)▽監事=高田一男(道南冷蔵社長)大澤喜代治

提供 - 函館新聞社



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