22日に「キャンドルナイトin函館」

update 2003/6/17 12:10

 夏至(22日)の夜をキャンドル(ろうそく)の明かりで過ごそうと、南北海道自然エネルギープロジェクト(ピーター・ハウレット代表)が呼びかけている。“自主停電”の活動を盛り上げるため、22日夜には「キャンドルナイトin函館」と題したイベントも企画。同会の活動に共鳴した学生グループも同日、「ろうそくカフェ」の開設などを計画しており、22日はろうそくのほのかな明かりが函館の街を包みそうだ。

 「100万人のキャンドルナイト」と題した全国規模のキャンペーンに合わせた取り組み。趣旨に賛同した全国のタワーや施設が一斉消灯するほか、函館でも五稜郭タワーが消灯に協力。市も教会などライトアップ施設の消灯を15分短縮する。

 「キャンドルナイトin函館」は、同日午後8時から函館山頂のクレモナホールで。函館出身の歌手う〜みさん、厚沢部町在住の手回しオルガン作家、谷目基さんをゲストに迎え、キャンドルを灯した会場で、歌声やオルガンの音色を楽しむ(入場料1500円・往復ロープウエー代含む)。

 一方、公立はこだて未来大学の学生らは「ろうそくないと実行委」を立ち上げ、はこだて写真図書館(豊川町9)1階で午後2時からワークショップを開催。函館ハリストス正教会と実行寺から譲り受けた使用済みのろうそくを使い、オリジナルのキャンドル作りに取り組む。また、午後6時から午後9時には、同会場にカフェをオープン。ワークショップで作ったろうそくを灯し、料理や飲み物を提供する(ワークショップ500円、カフェ1000円)。

 「小さな光の中での楽しみ方を市民に根付かせていきたい」とは、古東宏美さん(未来大4年)ら実行委メンバー。ハウレット代表は「8月13日の夜景の日と逆の発想。エネルギーや人間のことを考える日として定着させたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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