自民党8区支部、15日の役員会で佐藤氏の二男擁立へ、一方で別の候補も表面化し、波乱含みの様相
update 2003/6/16 00:13
佐藤孝行氏は14日夜、函館市内のホテルで開かれた同氏の後援会の席上、10月の衆院道8区補欠選挙に、二男健治氏(45)を擁立する意向を明らかにした。また、15日に市内で開く役員会、単位支部長・幹事長会議で、党道連が16日に開始する公募に同8区支部が推す候補として建治氏を正式に決定する見通しを示した。ただ、補選をめぐっては、14日に松前町出身の道職員(37)が同8区支部に出馬の意向を伝えており、健治氏以外の候補者が表面化。健治氏一本化を強行すれば、党内分裂の様相も呈しており、選考作業は波乱含みの展開も予想される。
佐藤氏は、自身が表明した「公募」について「冷やかしで応募してきた人がいたが、まともな者はいなかった」と説明。二男が既に15年間勤めたNTTを退職し、現在、中曽根康弘元首相の秘書として出馬の準備を進めていることを語り、「正式に決まれば、函館入りする」と述べた。
同氏はこれまで後継候補について「『(不戦で)8区の議席を他党に渡すわけにはいかない。誰もいなければ、息子でも立てたらどうだ』という話が(党幹部らから)あった。他に後継が出てくることを期待している」とし、二男擁立を他に候補者がいなかった場合の“選択肢”とする考えを示していた。
一方、自民党函館支部の敦賀敬之幹事長は、14日に公募に対する道職員の届け出を同8区支部が受理しなかったことで「候補者を公募していないのであれば、15日の役員会では特定の候補を絞り切ることが出来ないはずだ」と指摘している。
選考方法をめぐる不満など党内に足並みの乱れが表面化する中、自民党の候補者選考は15日にヤマ場を迎える。
提供 - 函館新聞社
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