「一日も早い着工を」1500人が気勢/道新幹線総決起大会

update 2003/6/16 00:10

 北海道新幹線の青函同時開業実現に向けた「みんなの力で実現!!道新幹線道南地域総決起大会」(道新幹線建設促進道南地方期成会=会長・高野洋蔵函館商工会議所会頭=主催)が14日、函館国際ホテルで開かれた。高橋はるみ知事のほか渡島、檜山管内各自治体の首長ら、過去最大規模の約1500人が出席。関係者の講話などを通じ、一日も早い着工認可を目指して、道南地域全体で気勢を上げた。

 高野会長が「今こそ住民の熱意を中央に届け、一致団結して頑張ろう」とあいさつ。続いて高橋知事が、新青森まで完成する予定が2013年とした上で「本年末とされる(政府・与党の)見着工区間の見直しで方向づけがされなければ、新函館までの暫定同時開業も難しいと認識している。一日も早く、中央で見直しの流れが確実になるよう全力をあげて取り組みたい」と述べた。このほか、川村正道議会議員、坂本眞一JR北海道社長が来賓あいさつし、今後の支援を呼びかけた。

 この後、市女性会議の松谷博子会長と、函館高専の韮澤憲吉教授が講話。松谷会長は同会議が実施した新幹線に関する女性アンケートの結果を発表し、63%が新幹線を「観光・レジャー目的で利用したいと回答している」などと内容を報告。韮澤教授は「青函トンネルは新幹線規格で造られており、まだ未完成だという認識が必要」と述べ、同トンネルの有効活用を図る観点から、早期着工の必要性をアピールした。

 また、同期成会副会長の井上博司函館市長が「地域が一丸となり、青函同時暫定開業の実現に向けて全力で取り組むことを誓います」と力強く決意表明。同じく副会長の海老澤順三上磯町長の発声で「ガンバロー」を三唱し、地域の結束を呼びかけた。

提供 - 函館新聞社



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