函館水産高校の2年生が就業体験

update 2003/6/13 10:52

 函館水産高校(河原武則校長)の2年生150人が12日、函館市、上磯町の企業でインターンシップ(就業体験)を行った。生徒らはさまざまな職種の企業で実体験を通して働くことの大切さなどを学んだ。

 インターシップ推進事業は生徒の勤労観、就職観の育成を目的に行われている。同校では本年度から実施。職種希望に沿う形で、90企業に生徒を振り分け13日まで行う。

 函館中央郵便局では、公務員志望の4人が集配作業や郵便仕分け作業などを体験した。立ちっ放しの仕事に松崎拓也君は「大変だと感じた」佐藤誠君も「郵便局はカウンターで座っているか、バイクで配達しているイメージだったので違った」と働くことの大変さを実感した様子。指導に当たった横地正典郵便課副課長は「働くことの責任と自覚を感じてくれれば」と話していた。

 インターンシップ事業については、道教委が職業学科の生徒は在学中に全員、そのほかの学科の生徒は、できるだけ多く経験することを目標としている。渡島教育局によると、昨年度は渡島管内17道立高校のうち、11校で実施。本年度はさらに増えるとみている。

提供 - 函館新聞社



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