大門の空き地、空き家情報を市ＨＰで公開

update 2003/6/13 10:50

　函館市は本年度、インターネットのホームページで駅前・大門地区の空き地、空き店舗情報を提供する。昨年度に同地区の実態を調査した「中心市街地エリアカルテ」のデータを有効活用し、空間の利用促進につなげる。具体的な提供情報はこれから詰めていく。また、本年度中に２回の再調査を行い、情報の更新、商業環境の変化などの分析に役立てる。

　市は昨年度、第３セクターのまちづくり会社「はこだてティーエムオー」に委託し、松風町全域と若松、大手、東雲、大森各町の一部の４８ヘクタールを対象に「中心市街地エリアカルテ」を作成。昨年１２月１日現在で空き地、空き店舗、駐車場利用などの実態を把握し、データベース化した。

　今回は、そのデータをホームページで公開し、広く情報発信することで中心市街地活性化事業の展開を図る。ページ作成、カルテの再調査は「はこだてティーエムオー」に委託する。

　データベースでは、空き地、空き店舗ごとに所有者や賃貸条件なども把握しているが、市では「個人情報の部分もあり、どこまで情報を提供していくかは、利用者が求める情報の観点と、所有者の意向確認なども必要で、今後、整理していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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