貞安さんが優秀論文発表賞
update 2003/6/12 11:01
5月末に開かれた海洋音響学会2003年度研究発表会で、北大大学院水産科学研究科の貞安一廣さん(26)が、優秀論文発表賞を受賞した。1年がかりの研究成果が認められた貞安さんは「研究内容をさらに発展させていきたい」と意欲を見せている。
貞安さんは魚群を調べる際、その数などを把握するための精度を追求する研究をしている。今回は「懸垂法によるウスメバルとクロダイのターゲットストレングス測定における気泡の影響―音響モデルを用いた検証―」と題して、魚に音波を当てて跳ね返ってくる強さについて、さまざまな影響を検証し、論文にまとめた。
1年前から研究と実験を重ねた成果だけに「受賞はうれしいです」と貞安さん。9日からは、南茅部町で今回の研究をさらに発展させた新たな実験にも取り組んでおり、研究内容は、今秋から来春に新たに発表したいとしている。
貞安さんは「資源(魚)を管理するために、いかに正確に(数量)を量ることができるかということに貢献していければいい」と、受賞を励みにさらに研究に打ち込んでいる。
海洋音響学会は、1973年に設立。海洋音響に関する技術の調査や研究を行い、海洋開発の促進を目的に活動を続けている。
提供 - 函館新聞社
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