函館地方、1カ月小雨

update 2003/6/12 10:59

 5月中旬から6月上旬までの1カ月で、函館の降水量が6・5ミリにとどまっていることが函館海洋気象台の調べでわかった。5月下旬以降は日照時間も総じて多く、カラカラで明るい晩春だったことになる。週間予報では13日に降雨が見込まれており、久しぶりの雨模様となりそうだ。

 同気象台によると、函館地方はこの1カ月、移動性高気圧に覆われ、低気圧の北上などもなかったため天気の崩れが見られず、まとまった雨は降っていないという。

 降水量は、5月上旬(1―10日)は7日に22ミリ、8日に32・5ミリの雨があり、この期間の降水量は57・0ミリで平年(30・4ミリ)を大きく超えた。しかし、中旬(11―20日)の雨量は、16日の2・0ミリのみで、平年(23・2ミリ)からみるとかなり少なかった。また、下旬(21―31日)も降水量の数値として出されたのは台風4号の影響で降った31日の2・5ミリだけだった(平年24・2ミリ)。

 6月に入っても、1日に2・0ミリが降ったほかは降水量がなく、ここでも平年の27・0ミリを大きく下回った。また、3日から10日までは一滴も降っていない。

 日照時間も曇りの日が多かった5月中旬は49・5時間と平年(62・3時間)より少なかったが、11日以降は総じて晴れる日が多く、5月下旬は90・3時間(平年75・5時間)、6月上旬も87・0時間(同61・2時間)で、ともに平年よりも多かった。

 今後の降雨は、週間予報によると、日本海に進む低気圧の影響で12日深夜から13日昼にかけて15―20ミリのまとまった雨が降り、午後からもぐずつく可能性があるという。また、今月中旬以降は梅雨前線の活性化などで天気は周期的に変わる見通し。同気象台では「このままの状態が続けば農作物の露地栽培などに影響が出てきそうだが、13日の恵みの雨で一息つけるのでは」としている。

提供 - 函館新聞社



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