水族館整備に調査費

update 2003/6/11 10:22

 函館市は、水族館などファミリーレクリエーション施設の整備に向けた検討調査費を本年度補正予算案に盛り込んだ。2001年11月に断念した緑の島の「函館アクアコミュニティ構想」に代わる施設として整備する方針。井上博司市長は10日の会見で「緑の島を含む2、3カ所の候補地を想定している」とした上で、整備スケジュールについては「任期中に目鼻をつけたい」と述べた。

 調査費を計上するのはアクア構想の断念後初めてで、予算額は100万円。井上市長は新たな施設の性格について「道南の子供たちの社会教育的な施設として、身近でコンパクトなものになるだろう」との認識を示した。

 水族館の候補地の一つとする緑の島は、産学官による「函館国際水産・海洋都市構想」でも研究・高等教育機関の適地とされており、これら機関と水族館の併設も選択肢の一つとして検討する方針。

 さらに、井上市長は「どのような種類の施設を水族館とセットにするか本格的に詰めていきたい」としたほか、これら施設とは別に「ファミリー(ミニ)動物園」の整備構想があることも明らかにした。

 当初のアクアコミュニティ構想では、同市やコクド(本社・東京)などが第3セクターを設置、緑の島に水族館と大観覧車を建設する計画だった。しかし、収益が見込めないことに加え、全国各地で破たんしている第3セクターの状況などを考慮し、構想を断念した経緯がある。

提供 - 函館新聞社



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