03年度市補正予算案発表
update 2003/6/11 10:21
井上博司函館市長は10日、2003年度補正予算案を発表した。一般会計49億7800万円、特別会計2億7600万円で、全会計補正額は52億5400万円。増額補正後の本年度全会計総額は2591億3000万円で、前年度当初比5・1%減となった。公共事業費の増額など、緊急課題の地域経済活性化に重点を置いた編成。新規事業では、箱館奉行所復元の基本設計に2カ年計画で取り組むための推進費、10月の営業開始を予定する第3セクター「国際貿易センター」の関係経費のほか、コンテナ船入港に対応する港町ふ頭の大型クレーン整備費などを盛り込んだ。27日開会予定の定例市議会に提案する。
4月に市長選を控えていたため、2月に基本的経費を中心とした骨格予算を編成。補正後の本年度各会計予算額は、一般会計1200億4100万円(前年度当初比4・4%減)特別会計964億1000万円(同3・9%減)企業会計424億300万円(同9・3%減)となった。
一般会計補正予算案では、財源として留保していた繰越金のうち、半分にあたる6億7000万円などで歳入を賄った。基金の取り崩しは行わず、来年度以降の財源に充てる。市債発行は35億1300万円。
主な事業では、五稜郭公園内で箱館奉行所の復元に向けた実質的な作業をスタートさせるほか、国際貿易センター関連の設立準備経費、出資金をそれぞれ計上。このほか、来年6月に一部供用開始を予定する「中の沢パークゴルフ場」(仮称)の整備費、来年4月から建設工事に着手する市中央図書館の実施設計にかかわる費用、新外環状道路の環境アセスメント経費などを盛り込んだ。
また、遊休農地活用と亀尾地区の活性化を図る農村地域活性化事業費や、公立はこだて未来大学大学院の研究棟実施設計費などを計上している。
提供 - 函館新聞社
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