森林愛護騎馬隊初出動
update 2003/6/10 11:32
昨年8月に渡島東部森づくりセンター(羽鳥一幸所長)から森林愛護騎馬隊の認定を受けた函館ホーストレッキング倶楽部(池田茂代表)が8日、赤川水系周辺で森林巡視を兼ねたホーストレッキングを初めて行った。ドサンコに乗った会員25人が山や川を散策する傍ら、利用者らに山火事防止などを呼び掛け、新しい山林保護活動の第一歩をしるした。
騎馬隊は道の「北海道森林づくり条例」に基づき、森づくりセンター所長名で道内7センターのうち6カ所で発足している。活動は自主的巡視で、道有林野内での散策時に、利用者らに対し山火事やごみ不法投棄防止の呼び掛けなどを行う。
函館では昨年8月、同倶楽部が道内2番目の騎馬隊として発足。約10カ月の準備期間を経て、6月のトレッキングシーズンに合わせ、初めて“巡視散策”を実施することになった。
8日は午前8時半に赤川・新中野ダム下で出動式を開催。同センターの妹尾建三次長が「センターと道民が協力し合う森づくりをしていきたい。皆さんの活躍を期待している」とあいさつ。会員らは森林愛護騎馬隊のワッペンを腕や胸に付け、ドサンコなどの和種馬にまたがり巡視散策を開始した。
コースはダム周辺の山野を巡る往復4時間の緑豊かなルート。途中、1、2カ所に少量のごみが捨てられていたが「山奥にごみは無く、全体的にはきれいだった」と池田代表。また、山菜採りなどの利用者とすれ違った時には、その都度、騎馬隊の活動を説明した上で道有林野利用時の注意を呼び掛けたという。
池田代表は「会員の使命感もあり、全体的には上々の滑り出しだった。今後は月1回の予定で巡視散策を繰り返し、きれいな森づくりに一役買っていきたい」と話していた
提供 - 函館新聞社
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