昨年度渡島管内観光客入り込み数、前年度比12万9千人減
update 2003/6/10 11:27
渡島支庁は9日、2002年度の管内観光客入り込み数(速報値)を発表した。総数は前年度比1・0%減の1295万7700人で、前年度を12万9900人下回った。サッカー・ワールドカップ(W杯)開催による旅行手控えや天候不順など、上期の不調が全体に影響した。函館市、木古内町など6市町が入り込み数を押し上げた一方、残る11町村で軒並みダウンしている。
上期は5月の大型連休の入り込みが低調で、847万7600人(前年度比2・3%減)。逆に下期は448万100人(同1・6%増)と伸ばし、「はこだてクリスマスファンタジー」や東北新幹線八戸延伸効果などでばん回した。道内客が705万4800人で全体の54・4%を占め、日帰り客は897万6700人だった。
外国人宿泊客数は台湾、香港を中心とした国際チャーター便が堅調で、6万5040人(同8・2%増)となり、調査開始以来過去最高を記録。地域別では台湾が3万2134人、香港が2万5143人などとなっている。
市町村別にみると、「フォレストパーク・キコナイ」がオープンした木古内町が1万8300人(同41・9%増)、道の駅の夏場利用が増えた砂原町が11万9400人(同10・2%増)。温泉入浴客の増加で大野町も44万6400人(同28・2%増)に伸ばした。
函館市はW杯や天候不順の影響で上期は減少したものの、下期でばん回。国際チャーター便による入り込みが好調に推移し、通年では531万900人(同0・2%増)と前年度水準を維持した。
一方、サクラの開花時期が早まったことで、行楽客が分散し、松前町が57万1000人(同5・7%減)、福島町が8万1100人(同8・9%減)、森町が81万1600人(同9・5%減)。上磯町は「スパビーチホテル海王館」や「七重浜海水浴場」の利用者減少で、26万1200人(同25・2%減)にとどまった。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。