道教育大、新課程は主要4項目

update 2003/6/7 12:36

 道教育大函館校の大坂治分校主事は6日、函館市内で開かれた南北海道高等教育機関整備促進期成会(会長・井上博司函館市長)の中で、昨年5月に学長提案として示された同大5分校再編案にかかわる、分校内での検討内容を報告した。同主事は函館校に教員養成課程を置かず、教員養成を目的としない新課程を設置するとした再編案について、「生涯教育、情報教育など、芸術・スポーツ以外の主要4項目を置く案がまとまりつつある」と述べ、近く結論を出す意向を明らかにした。

 また、新課程について「人と文化の問題を中心に考え、人間のあり方に立ち返る組織が必要」とし、名称を“環人間文化課程”とする構想があることを報告。定員は330人を予定しており、「意欲ある教授を集め、道民、市民に還元される大学をつくりたい」と述べた。

 一方、教員養成にかかわる部分については、小学校教員を養成する部分を小規模でも新課程の中に置き、選択科目の単位を履修することで教員免許を取得できるコースを設けたいとしたほか、中学校、高校についても「教員免許取得を担う科目を置くことになるだろう」と述べた。

 これに井上会長が「(教員養成課程が)なくなるという意識が強かったが、そうではないと理解していいのか」とただし、大坂主事は「90年近い教員養成の歴史をすべて捨てるわけではない」と述べた。

 同大の再編実施時期は各分校の同意を前提に、早くても2005年度以降となる見通し。

提供 - 函館新聞社



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