中学生海外派遣先をレイク市へ変更

update 2003/6/7 12:35

 函館市は6日までに、「人づくり・まちづくり事業」の一環として行う中学生海外派遣事業の本年度訪問先として予定していた3カ所のうち、天津市(中国)をレイク・マコーリー市(オーストラリア)に変更することを決めた。中国などアジア各国で流行する新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の影響を考慮した。近く派遣に向けた準備作業に入る。

 SARSに関し、WHO(世界保健機関)が天津市を「地域内伝播(でんぱ)が強く疑われる地域」として指定を続けていることなどを受けての対応。

 このため、函館市と姉妹都市提携を結んでいるレイク市への変更について5月から検討を進め、同月上旬に同市の訪問団が函館を訪れた際、井上博司市長が協力を要請。同市側もその場で前向きな姿勢を示しており、両市間で受け入れ交渉を進めていた。

 本年度の訪問先はユジノサハリンスク、ウラジオストク(以上ロシア)とレイク市の3カ所となり、9月中旬から応募した中学生を順次、派遣する。市は「SARSの状況に変化があり、当該地が危険と判断した場合は中止もありえる」と話している。

 市はまた、今年秋に予定していた天津市へのチャーター便運航を見送る方針としている。

提供 - 函館新聞社



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