佐藤孝行氏後継問題で後援会有志が協議
update 2003/6/5 11:29
10月の衆院道8区補欠選挙に向け自民党道第8選挙区支部長の佐藤孝行前衆院議員の後援会の有志らが4日、函館市内のホテルで会合を開き、佐藤氏の引退表明に伴う後継候補問題を協議した。党道連が打ち出した公募方式による候補選考に、後継候補として佐藤氏の二男・健治氏(45)の擁立を求める意見が出されたが、保守一本化の態勢づくりなどの課題を指摘する慎重意見があり、この日予定していた佐藤氏への二男擁立の要請は見送られた。
会合は「佐藤後継を心配する有志の会」の名称で開かれ、後援会有志ら12人と佐藤氏本人も出席。佐藤氏は過去に手術した右足の状態を挙げ「後継者がいれば、バトンタッチしたい」などと事実上引退の意向を表明した。
この日の会合では、一部から「(佐藤氏の)政治的意思を受け継いているのは子息しかいない。現時点で保守系の候補の名前は出ておらず、このまま手をこまねいていては(民主党候補などに)勝てない」と、党道連の公募対象として、二男・健治氏を推す案が諮られた。
しかし、一方では「保守一丸となって戦える態勢をつくらなければ、勝てない」「(佐藤後援者による)こういう場で候補者を絞り、動き出すのはいかがか」などと佐藤サイドの先行と映る動きから保守分裂を懸念する意見が出され、ほかの保守系関係者に二男擁立への反応を確認するなど保守一本化の作業を優先することで一致した。
提供 - 函館新聞社
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