佐藤孝行氏、後継に二男擁立
update 2003/5/31 11:20
自民党道第8選挙区支部長の佐藤孝行前衆院議員は30日までに、10月の衆院道8区補欠選挙に、自らの後継として二男の健治氏(43)を擁立したいとする意向を党本部の関係者に伝えた。ただ、地元の支部段階では、補選について正式な協議は始まっていないほか、保守系の地元経済人らが新人候補擁立を模索しており、佐藤氏の後継候補擁立をめぐる調整の行方が注目される。
健治氏は東京都在住で、現在NTTに勤務。関係者によると、佐藤氏は既に、所属する派閥の江藤・亀井派の幹部に二男擁立の考えを伝えている。
佐藤氏は今月20日から26日にかけて函館入りした際、候補選考について関係者と協議。その際も自分が出馬しない場合の後継の1人として二男の名前を挙げたという。
地元の自民党関係者は「選挙区支部長が衆院候補予定者であり、その佐藤氏が出馬しないなら、候補者問題は佐藤氏が支部長を辞めてからの話。いずれにしても佐藤氏自身から何も聞かされていない」と話す。
一方、佐藤氏の二男擁立での保守一本化について、地元経済界関係者の一部からは「(保守が分裂した)4年前の前回市長選の溝があり、佐藤氏に近い人物では難しい」と指摘する声も。また、自民党関係者も二男擁立という佐藤氏の考えが表面化したことで「(保守系地元経済人らの)新人候補を擁立の動きが加速する可能性が出てきた」と推移を見守っている。
提供 - 函館新聞社
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