ツチクジラお目見え
update 2003/5/30 11:59
渡島半島沖日本海で捕獲されたツチクジラ2頭が29日、函館水産物卸売市場で競りにかけられ、市内の鮮魚店などにお目見えした。26日にミンククジラが市場に出回ったことから、前年比2割安だった昨年よりもさらに安値で取り引きされた。各店とも爆発的な売れ行きとはならなかったが、朝から市民や飲食店主らが新鮮なクジラ肉を買い求めた。
この日の競りでは、1頭目の赤肉750キロが1キロ当たり2400円、小切れ280キロが同1150円。2頭目は赤肉481キロが同2300円から2600円、小切れ115キロが同1100円から1250円で落札された。いずれもやせていたため、昨年より競りに出された肉は少なかった。
ミンククジラよりも味が落ちるとされるツチクジラだが、水揚げされて間もないという新鮮さは魅力。自由市場の前鮮魚店では「刺身で食べられる」とアピールしている。新鮮なクジラ肉の見分け方は、切り口が盛り上がり、肉の塊に「縁」のようなふくらみがあれば新鮮な証しという。食べ方は、ステーキにして食べる人も増えているが、懐かしい食べ方の一つとして、竜田揚げが人気とか。
前鮮魚店は「手ごろな値段なので、順調に売れてくれたら」と話し、市内の飲食店主は「お客で食べたがる人がいる」と小切れを購入していた。
提供 - 函館新聞社
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