衆院道8区補欠選挙に金田氏擁立固める
update 2003/5/30 11:57
民主党道南総支部は29日、鉢呂吉雄前衆院議員の道知事選出馬に伴う10月の衆院道8区補欠選挙に、金田誠一衆院議員(比例道ブロック)を擁立する方針を固めた。6月1日の常任幹事会で正式決定する。金田氏は現職を辞してのくら替えとなり、同氏の選挙区出馬は1993年の初当選以来10年ぶり。
金田氏は以前から、鉢呂氏の処遇決定を前提に、同補選への出馬に意欲を示してきたが、次期衆院選とのからみで党内調整が難航。同党北海道は鉢呂氏の次期衆院選出馬を、党方針に反する比例単独1位で求めており、党本部との交渉が6月8日投開票の札幌市長選再選挙後にずれ込んでいる。鉢呂氏の処遇決定の遅れに対し、道南総支部として同補選への態勢準備を優先する判断が働いたことから、金田氏の補選擁立に傾いたとみられる。
6月1日の常任幹事会を経て、同15日の同支部定期大会で同氏擁立を承認、同28日の民主党北海道運営委員会で党公認を得る運びだ。同支部幹部は「順番が逆になるが、あくまでも鉢呂氏の政治活動の保障と金田氏の補選出馬はセット」と話している。ただ、鉢呂氏の処遇によっては、補選の前後に予想される解散総選挙の時期次第で、再調整を迫られる可能性も指摘される。
金田氏は函館市議から衆院議員に転身し、当選3回。衆院厚生委員会筆頭理事などを歴任し、小選挙区制導入で同じ地盤の鉢呂氏に選挙区を譲り、過去2回の選挙は比例単独で出馬している。
提供 - 函館新聞社
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