西武函館店従業員の雇用支援

update 2003/5/29 09:24

　函館公共職業安定所は６月から、８月末に閉鎖される西武函館店の従業員らの雇用対策を進める。同社が店舗内に再就職支援室を設置するのに併せ、同店舗に臨時相談コーナーを設置。職員を定期的に派遣するほか、雇用保険などの説明会を開き、正社員や契約社員、テナント従業員らの再就職を支援する。

　西武百貨店（本社・東京）は、函館店（梁川町９）など閉鎖４店舗の正社員２００人を含む計５００人の早期退職者を７月１６日から募る。閉鎖４店舗の正社員は原則、応募するよう要請しており、他店異動の希望者は選抜審査を行う方針。

　函館店の従業員は昨年１２月末現在で正社員７２人、地元採用の契約社員１２２人。同店では６月１日に再就職支援室が設置される予定。

　これを受け、函館公共職業安定所も６月早々に臨時相談コーナーを同支援室に併設し、求人票などを公開するほか、週１回程度、職員を派遣し、職業相談などに当たる。また、管内の雇用情勢や職業訓練、雇用保険など再就職に向けた説明会も開く。

　函館職安では不良債権処理の影響による雇用調整に伴い、発生した離職者の早期再就職を支援する「雇用再生集中支援事業」も利用しながら、再就職を促進していく考えで「市や渡島支庁などの関係機関とも連携し、対応していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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