ゆうパック破裂

update 2003/5/27 10:01

 26日午後7時5分ごろ、函館市美原2の函館北郵便局(秋葉一清局長)で、集荷された郵便小包(ゆうパック)が破裂。扱っていた函館市谷地頭町の同局郵便課総務主任、小畑信博さん(47)が左手の人差し指と中指の骨にひびが入る重傷を負った。

 函館中央署によると、段ボールは高さ20センチ、横48センチ、縦40・5センチ。小包の中には、同市西桔梗町の会社員の男性(44)が本州の男性宛てに出したエアバッグ付きの乗用車のハンドルが入っていた。何らかの影響でエアバックが膨らみ、破裂したとみられる。預けられた約5分後に破裂した。ハンドルはインターネットオークションで販売し、落札した奈良県の男性に送るために同局窓口に出されたもので、空気入りの梱包財で包まれ、新聞紙を詰めて固定されていた。段ボールはガムテープで留めていた。

 同署では、何らかの理由でエアバッグが飛び出した事故とみて調べている。小包を出した男性は「まさか破裂するとは思わなかった」と話しているという。ハンドルはイタリアのメーカー製で、落札価格は1000円という。

 小畑さんは、窓口から台車へ運ぼうと左手で持ったところ破裂。手のひらが赤くなり痛かったことから、同僚に付き添われ市内の病院で診察を受けたという。

 事故を受け、同局の加賀豊総務課長は「これまでこのようなことはなかった。警察と監査室で調べており、詳細を待ちたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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