“セルフGS”本格化
update 2003/5/23 09:44
石油製品販売の平和石油(本社・函館市八幡町21)は、運転手自身が給油するセルフ式ガソリンスタンドを24日、市内美原3の産業道路沿いに開店させる。市内では、北海道住商石油(本社・札幌)が4月に港町で市内初のセルフ式スタンドを開店。今回、地元企業も導入したことで、市内ガソリンスタンド業界でもセルフ式販売が本格化してきた。
平和石油は、市内で7店舗を営業しており、フルサービス方式で営業していた美原店を改装。ガソリン(ハイオク、レギュラー)と軽油兼用の給油機3台と、灯油用の給油機1台を設置。利用客は前払いで、数量や金額、油の種類を選択し、給油する。お釣りがある場合は、レシートのバーコードを清算機に読み込ませると出てくる。
従業員は従来、常時6人を配置していたが、セルフ式への転換で2人に削減。人件費を抑え「市内のガソリン価格よりも7、8円程度安く提供する」(同社)という。24時間営業で展開する。
同社は「お客さまのニーズを研究し、ノウハウを蓄積しながら、今後も新しいことに挑戦していきたい」と話す。
北海道石油業協同組合連合会によると、セルフ式ガソリンスタンドは、昨年度末現在、札幌や帯広を中心に道内12地区で91カ所。占有率は1999年度末の0・23%から2・65%に急増。函館・道南地区は後進地となっていたが、2店が出店し、今後も増える可能性が出てきた。
提供 - 函館新聞社
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