「マイスター」独り立ち

update 2003/5/20 10:55

 函館テクノパーク(函館市桔梗町)の産業支援センター(インキュベータールーム)に入居しているソフトウエア開発のマイスター(滝浩幸社長)が26日、同パーク内に建設した新社屋に移転する。同センター入居者が独り立ちし、テクノパークに進出するのは初めて。地産企業の巣立ちは、テクノパークへの立地促進を後押ししそうだ。

 同社は2000年10月の設立で、市が起業家育成を目的に設置した同センターに入居。コンピューター利用設計システム(CAD)をインターネット上でやりとりできる初の変換ソフト「SVGコンバータ」を開発するなど大手企業が手を付けない“すき間”を徹底的に狙い、成長を遂げた。今年4月からは函館圏の医療機関情報を冊子やホームページ(HP)で紹介する「メディカルページ」のサービスを開始している。

 新社屋は平屋延べ床面積231平方メートル。現在、入居している部屋は49平方メートルで、移転後は4倍以上広くなる。敷地は購入分と市の土地貸し付けで計1157平方メートルあり、駐車場を20台分確保した。土地購入費を含む建設費は6600万円。マイスターの立地で、テクノパーク進出企業は6社になる。

 滝社長は「東京を相手に仕事をしているが、IT(情報技術)産業に場所は関係ない。都会に事務所を借りるより安く、素晴らしい環境に社屋がもてる。後に続く企業が出てくれれば」と期待を寄せている。

提供 - 函館新聞社



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