中央図書館の周辺緑地に散策路
update 2003/5/20 10:52
函館市教委は19日までに、2004年度から渡島支庁跡地の五稜郭町29に建設する市中央図書館の基本設計案をまとめた。それによると、昨年12月にまとめた素案に加え、建物周辺の緑地部分に散策路を新たに設け“憩いの場”を創出するほか、五稜郭公園など周辺環境との調和にも配慮している。建物内部では、函館の歴史や文化に関する書籍を集めた「函館学コーナー」を設ける。市教委はこれを基に、2004―05年度の建設と、05年12月のオープンを目指す。
基本設計案によると、建物は鉄筋コンクリート・鉄骨造りで地上2階、地下1階建て。立地に即した三角形で延べ床面積は7495平方メートル。1階のスペースは4995平方メートルと広く、仕切りを設けず子供や障害者、高齢者が利用しやすい空間となっている。収蔵冊数は63万冊。
素案からの主な変更点は〈1〉建物を囲む緑地部分を若干増やし、散策路を設置〈2〉建物の先端部分にポケットパークを開設〈3〉正面入口にバス・タクシー停車場を設ける―など。このほか、五稜郭公園側の市道五稜郭7号線と隣接する西側部分にガラスの塔を設置するなど、一部のデザインを変更する。また、建物と駐車場の隣接部分をすっきりさせ、駐車台数を素案から2台増やした150台分とした。
図書館内部では、正面ロビーから出入りしやすいようにボランティア室や研修室(いずれも2階)の配置を変更。研修室には可動の仕切りを設け、利用形態に柔軟性を持たせ、利便性アップに努めている。
提供 - 函館新聞社
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