函館子ども歌舞伎“凱旋”

update 2003/5/20 10:50

 石川県小松市の「第5回・全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」に初出演した函館子ども歌舞伎(市川団四郎主宰)の一行が19日、函館に戻った。現地での舞台が大成功に終わったことから、子供たちは自分たちの演技に自信をつけた様子。空港ロビーで行った解散式では、早くも来秋の函館本公演に向けて意欲を燃やし、全員で「頑張ろう」と大きな声を張り上げていた。

 同フェスティバルは小松市の主催で、14日から18日までの「お旅まつり」に合わせ、17、18日に開催。函館のほか、同市と岐阜県中津川市の子供歌舞伎が出演し、それぞれが1日1公演を行った。

 函館勢はスタッフなどを含め、関係者約50人が現地入りし、5歳から19歳までの20人が大舞台を踏んだ。「梅川・忠兵衛 浪花の恋の物語 封印切りの場」を披露し、現地で絶賛を浴びたという。

 同行した後援会長の小玉陽造さんは「石川ではすごい反響だった。レベルが高いと言われた」と興奮気味に話し、市川主宰も「感心するところが随所にあり、成長したと感じた。大人たちが、ほろりとさせられたといっていた」と満足そうな笑みを浮かべた。

 主役の忠兵衛を演じた古川亜美さん(14)は「不安が多かったが、函館子ども歌舞伎をしっかりとアピールできたと思う」と話し、相手役の梅川を務めた岩岸英恵さん(13)は「舞台を楽しめた。最後には、まだ帰りたくないという感じになった」とにっこり。

 次の地元公演は来年の9月の予定で、上演までは1年以上の間があるが、新たな階段を昇った子供たちはすでに意欲満々。忠兵衛の敵役を務めた青山舞さん(14)は「小松はマチ全体が歌舞伎好きという感じがあった。これから自分たちが頑張ることで、函館もそんなマチに変わればいいと思う」と目を輝かせていた。

提供 - 函館新聞社



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