「マルハン」のパチンコ店建築概要明らかに

update 2003/5/17 11:01

 函館市松風町9の旧さいかデパート跡地について、地権者と土地の賃貸を合意した、全国大手パチンコチェーンの「マルハン」(本社・京都)が計画しているパチンコ店の建築概要が16日までに明らかになった。建物は鉄骨造り地下1階地上9階建てで、延べ床面積約9800平方メートル。高さは30・95メートルとなっている。

 市街化区域内に設置される、高さ10メートル超の建築物を対象に、隣接する住民に対し、建築計画の説明などを建築主に義務付けた「函館市中高層建築物の建築に係る紛争の予防および調整に関する条例」に基づき、同社が現地に建築計画を周知する標識を設置した。

 それによると、敷地面積は1472・3平方メートル、建築面積が1295・4平方メートル。工事着手は7月15日を予定。施設名は「松風町ビル」(仮称)で、完成予想図も示されている。

 同社は、建築費用の算出など詰めの作業を行っている段階で、正式契約には至っていないが、同条例では建築確認申請の45日前までに、標識を設置した上で、市に建築計画の届け出を求めており、正式契約後の早期着工を視野に、建築手続きを進めているものとみられる。

提供 - 函館新聞社



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