議長に福島恭二氏選出

update 2003/5/16 11:01

 議員改選後初となる函館市議会の臨時会が15日に開会した。正副議長選挙を行い、議長に福島恭二氏(民主・市民ネット)、副議長に北原善通氏(はこだて市民クラブ)を選出。福島氏は1995年5月から2年間、議長を務めており、今回が2回目の就任。副議長選挙は、候補に挙がった北原氏の人選を巡って午前11時ごろから空転、断続的な各派代表者会議や会派間の調整を経て、午後7時半過ぎに選挙が行われ、北原氏に決まった。

 議長選挙は事前の各派代表者会議で福島氏以外に議長候補がおらず、出席議員34人による無記名投票の結果、福島氏が32票を獲得して選ばれた。1票は福島氏と同会派の別の議員、残る1票は無効(白紙)だった。福島氏は「新幹線青函同時開業をはじめ、高速交通体系の整備、市町村合併、水産・海洋都市構想の具現化などの緊急課題に取り組みたい」とあいさつした。

 この後の副議長人事については、第2会派のはこだて市民クラブが各派代表者会議で北原氏を候補とすることを表明。これに対し、同氏個人の営業行為を疑問視する他会派の一部が、同氏を副議長とすることに難色を示したことで空転、午後から断続的に各派代表者会議や会派間の調整が行われた。

 午後6時ごろになって、北原氏が副議長選出の条件として営業行為に関する改善を約束、各会派もこれに一定の理解を示した。副議長選挙の結果、北原氏が34票のうち29票を集めた。2票は北原氏と同会派の別の議員、1票は他会派の議員、残る2票は無効(白紙、多事記載)だった。北原氏は「民主的な議会運営に務めたい」とあいさつした。

 同市議会では所属議員の多い順に第1会派から議長、第2会派から副議長を出すのが慣例となっている。

 また、本会議終了後に議会運営委員会が開かれ、委員長に高橋亨氏(民主・市民ネット)、副委員長に井田範行氏(はこだて市民クラブ)を選んだ。正副委員長以外の委員は次の通り。(敬称略)

 阿部善一、板倉一幸(民主・市民ネット)能登谷公(はこだて市民クラブ)工藤恵美、佐古一夫(市民自由クラブ)瀬尾保雄(公明党)丸尾隆子(共産党)

提供 - 函館新聞社



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