井上市長が年頭挨拶

update 2003/1/7 11:02

　井上博司市長は６日の年頭記者会見で、函館国際水産・海洋都市構想について、関連する大手企業から進出の打診があることを明らかにした。順調にいけば進出企業の第１号として、来月上旬にも企業名などを公表できるとしている。また、市町村合併に関しては今月下旬ごろから関係首長との話し合いを始め、前後して市民説明会を開く考えを示したほか、国の構造改革特区では今月15日までに観光振興に関する特区を追加提案するとしている。

　同水産・海洋都市構想では、産学官による「函館海洋科学創成研究会」（会長・沼崎弥太郎クリエーティブネットワーク代表幹事）が昨年11月に構想の中間報告をまとめており、成案については「３月にも確定させ、議論を展開していきたい」（井上市長）としている。

　構想が固まる前に進出の打診があったことについて、市長は「企業が構想の将来性に関心を持っている」と手応えを強調する一方、構想がまとまり次第、企業側と具体的に接触していく考えを示した。

　また、合併問題については、函館が含まれる２つのパターンを基に市内部で検討に入っており、近く関係町村長との懇談に入る方針。井上市長は「住民の意思が最も大事」と慎重に対応していく姿勢を改めて示した上で、市民への説明の場を設けるとしている。

提供 - 函館新聞社

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