「サマースクール」今年は2会場
update 2003/5/14 10:37
調理やスポーツなどを通じ、障害児に充実した夏休みを提供する「サマースクールin函館」は今年も、8月4―8日に開かれる。7年目を迎える今回は同スクールの地域への浸透に焦点を当て、会場を2カ所設け、少人数編成で実施。道教育大函館校の学生らでつくる実行委員会(佐々木陽子委員長)は、事業の拡充に伴い、ボランティアの参加を呼び掛けている。
例年、会場になっている函館八幡小学校に、今年は道教育大附属養護学校を追加。小中生は八幡小、高校生は附属養護学校で開催する。2カ所に分けることで、特に小中学生のグループを10人から5―7人に編成し、個々のケースに応じた対応を目指す。
グループ数の増加に伴い、ボランティアの募集にも力を入れている。今年は4月から実行委員が講義中の教室を訪問し、協力を呼び掛けたほか、説明会を前倒しして開催。努力が実り、実行委員は昨年の2倍の80人が集まった。
ボランティアは5日間で、延べ200人程度を予定。学生だけでなく、市内の各学校に設置されている特殊学級や特殊諸学校の教諭、福祉施設の職員、保育士や看護師、保護者の参加も募っている。
佐々木陽子実行委員長(障害児教育専攻4年)は「学年や専攻の枠にこだわらず、子供たちに楽しい時間を提供できる内容になれば。未知数の部分もあるが、何とか成功させたい」としている。
同スクールの定員は小中生90人、高校生40人程度。函館市内に在住か市内の学校に在籍する児童生徒が対象。当日は実費負担。児童生徒の参加募集は16日締め切り(郵送のみの受け付け、当日消印有効)。ボランティアは随時募集。問い合わせ、申し込みは同実行委TEL44・4345。
同スクールは道教育大函館校の木村健一郎教授と学生を中心に、1997年から毎年開催。障害のある小中高生が、夏休み中の5日間を利用し、調理やスポーツ、地域の各施設を訪問するなどしている。
提供 - 函館新聞社
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