駅前・大門地区の新規出店動向まとまる

update 2003/5/13 09:28

 中心市街地活性化事業を行う第3セクターの「はこだてティーエムーオー」は、駅前・大門地区の新規出店動向をまとめた。それによると、昨年12月1日以降、約5カ月間で、新規出店は22件に上った。飲食店や物販店に加え、高齢者向け居住施設の建設など、新たな動きも出ている。

 函館市は4月、昨年12月1日現在の駅前・大門地区の中心市街地エリアカルテをまとめた。その後、同地区への新規出店などの動きが相次いでいることから、同社が同地区を歩き、把握した実態を、5月9日現在でマップ化した。

 昨年12月1日以降、同地区の店舗、土地利用が変化したのは32カ所。このうち、22カ所で空き店舗への新規出店、出店テナントの入れ替わり、新たな施設建設などの動きが出ている。

 内訳は、居酒屋やバー、コーヒーショップなどの飲食店が9カ所、衣料品店やアクセサリーなどの物販店が6カ所、事務所が3カ所、特別養護老人ホームやグループホームなど高齢者向け居住施設が3カ所、駐車場が1カ所となっている。

 2000年9月の同社設立後、駅前・大門地区では、商業分野の起業家を育成するチャレンジショップ、複合娯楽施設やビジネスホテルなどが開店。新駅舎や駅前広場、はこだてグリーンプラザなどの整備に加え、大門祭などの活性化イベントも行われている。また、地価下落などによる投資採算の改善といった変化も出ている。

 新規出店の動向について、同社は「中心市街地活性化と連動した動きでは」と分析。「これまでになかった業種も出店し、駅前・大門地区が魅力ある場所になってきている」と受け止める。

 旧さいかデパート跡地など今後も新規出店が予定されており、同社では「物件の問い合わせも少なくない。引き続き、実態把握を進めていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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