道内外の「女力士」が土俵上で激突

update 2003/5/12 09:44

 【福島】千代の山、千代の富士の2人の大横綱を輩出し「横綱の里」として知られる、福島町の鏡山公園相撲場で11日、南北海道女だけの相撲大会(町観光協会=稲村博昭会長=主催)が開かれた。道内外の「女力士」が土俵上で激突、男性顔負けの取組で集まった大勢の観衆を沸かせた。

 町の大きなまちおこしイベントとして毎年「母の日」に開催されている。13回目の今回は、道内や苫小牧、長野県などから力自慢の60人が出場。大会名入りのTシャツと長短のズボンに、特製の「まわし」を締めて、勝ち抜き戦で優勝を目指した。

 「ダイエット山」などユニークなしこ名が読み上げられると、場内からは笑いと拍手が。見事な寄り、押しや、豪快な上手投げなどの決まり手も続々と飛び出し、一番ごとに「いいぞ」の歓声が沸き起こっていた。

 七飯町教委ALT(語学指導助手)のレイチェル・メイソンさん(25)=米国=は、メイソン部屋の「七麗山」として登場、3回戦で敗れたが「相撲は大好き。いい思い出になりました」とにっこり。決勝では、岡山県の阿部悦子さんが、3連覇と同大会初の名誉横綱の称号をかけた鴨崎弘子さん(釧路市)を破り、優勝を飾った。

提供 - 函館新聞社



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