空き教室利用低調
update 2003/5/12 09:42
函館市教委は、昨年度初めて実施した学校余裕教室(空き教室)無料開放の利用状況をまとめた。それによると、昨年度から地域住民に開放している小学校23校、中学校7校の計43教室のうち、利用があったのは小学校8校だけで、件数は77件にとどまった。やや寂しい状況で、空き教室の開放は本年度も継続して実施、市教委はホームページで利用状況や条件などを知らせながら、一層の利用を呼びかけている。
空き教室はこれまでも、学校の独自の判断で地域に開放していた経緯があったが、最近は市民からの使用許可を求める要望が全市的に増加。これを受け市教委は、市立小中学校全校で開放可能な教室の有無を調査、空き教室全体の約半数を、平日午前9時から午後4時半まで使用可能にしている。
開放は昨年6月から実施したが、利用があったのは中部、千代ケ岱、駒場、青柳、弥生、千代田、鍛神、金堀の小学校8校で77件。用途は読み聞かせサークルや中国語学習会、英会話レッスンなど学習目的が大半だったが、中にはテニスクラブの指導者講習会、親子リズムサークルの会など、徐々に利用者の幅を広げつつある。
市教委は「まだまだ利用は少ないが、新たに利用登録する団体が出始めており、今後増えていくのでは」(学校管理課)とみている。
空き教室を利用できるのは市内に居住、在学、在勤する市民で構成する団体で、利用したい各学校には事前に使用団体の届け出が必要。無料で会議、研修会などに使用できるが、学校の授業に支障をきたさないことが条件となっている。利用条件などを掲示しているホームページのアドレスは、
http://
提供 - 函館新聞社
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