衆院道8区補選に保守系新人候補擁立を模索
update 2003/5/10 12:07
道知事選に民主党推薦で出馬した鉢呂吉雄前衆院議員の辞職に伴う10月の衆院道8区補欠選挙に向け、保守系の地元有力経済人らが新人候補の擁立を模索していることが9日、分かった。6月にも関係者で協議に入り、候補選考を進める見通し。自民党からは佐藤孝行前衆院議員が出馬に意欲をみせており、保守が分裂した上で、民主を加えた有力候補の三つどもえの選挙となる可能性が出てきた。
関係者によると、協議には政財界から、影響力を持つ4、5人が参加を予定。現時点で具体的な候補名は挙がっておらず、「選考は全くの白紙からになる」としている。
佐藤氏は過去、小選挙区で鉢呂氏に2連敗しており、自民党による佐藤氏の擁立に対抗する意見が、保守系の一部で上がっていた。鉢呂氏が出馬できない補選を好機ととらえ、新たな候補擁立につながったものとみられる。ただ、佐藤氏が返り咲きを狙っているだけに、禅譲することは考えにくく、新人候補は無所属での出馬が有力。同補選の前後には解散総選挙も取りざたされることも、新人擁立の動きを早める一因となっている。
一方、民主党は同補選で、金田誠一衆院議員が比例代表からくら替えすることが濃厚。しかし、鉢呂氏の処遇が全く決まっておらず、補選候補の対応が遅れている。仮に三つどもえの戦いとなった場合、前哨戦を含め、小選挙区としてはかつてない乱戦となる可能性が大きい。
提供 - 函館新聞社
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