石崎地主海神社のヤエザクラ、ふるさと景観賞受賞

update 2003/5/8 10:38

 函館市白石町248の石崎地主海神社のヤエザクラのある風景がこのほど、道内のサクラの保護や育成技術の伝達などを行っている、北海道故郷桜元気快の会(浅利俊政代表)の第7回ふるさと景観賞を受賞した。潮風の影響を受けるという厳しい環境下で、見事に花を咲かせている神社関係者のサクラへの愛護精神が評価された。15日の春季大祭を前に、同神社でも吉報を喜んでいる。

 同賞は1996年から年1回、樹木などの自然の保全に尽力した道内の個人・団体に贈っている。今回は昨年1年間にわたりヤエザクラに絞って調査し、10カ所の中から同神社を選出した。

 同神社は1967年、建立記念に松前からサクラの苗木300本を植栽。現在、境内などに176本のサクラがあり、うち166本がカンザン(関山)などのヤエザクラ系という。

 同神社では年1回、消毒を行うなど、潮風を受ける海岸でサクラの保全に努めている。喜びの報を受け、同神社では「大きな意味合いのある賞で、感動で胸がいっぱい。これからもサクラを大切に、この風景を残していきたい」と話している。

 浅利代表も受賞の記念にと4月末に、同神社へシダレザクラとヤエザクラ植えた。「まさに“下海岸の桜の園”。松前以外では珍しく、地域振興の起爆剤になるのでは。景観を守るため、今後も協力したい」と浅利代表は話している。

 同神社によると、7日現在、敷地内のサクラはまだつぼみの状態。10日から大祭の15日ごろにかけて、満開を迎えるという。

提供 - 函館新聞社



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