「中学生海外派遣事業」訪問先レイク市に変更も
update 2003/5/8 10:37
函館市が2000年度から実施している「中学生海外派遣事業」の本年度訪問先のうち、ウラジオストク市(ロシア)と天津市(中国)の分が、中国や東南アジア地域で猛威を振るう新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の影響で、姉妹都市提携を結んでいるレイク・マコーリー市(オーストラリア)に変更される可能性が出てきた。7日、井上博司市長が市役所を表敬訪問した同市のジョン・キルパトリック市長に対し協力を要請、同市長も前向きな見解を示した。
中学生海外派遣事業は本年度、9月ごろから天津、ウラジオストクとユジノサハリンスク市(ロシア)の3カ所へ約50人の派遣を予定しているが、市はSARSが中国からロシアに感染が拡大する可能性が否定できないとしてウラジオ市、天津市への派遣は困難と判断。2000年に派遣した実績のあるレイク市への派遣の可能性について、今月初めから企画部内で検討を進めていた。
同日のレイク市訪問団との懇談の中で、井上市長は「今年は50人のうち半分程度をレイク市に研修に出したい」とキルパトリック市長に要請。これに同市長も「以前の訪問では習字や踊りなど素晴らしいものを見せてくれた。その点はご安心を」と回答しており、受け入れが実現する可能性は高い。
同部では「レイク市に受け入れていただければ大いに助かる。実現に向けて協議を進め、具体的な部分を今後詰めたい」としている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。