函館ラーメンファンクラブ結成へ

update 2003/5/7 10:07

 ラーメンを函館の財産として見直し、まちの活性化につなげようと、函館市内のラーメン愛好家らが中心となり、函館ラーメンのファンクラブ「函館拉麺総研」(仮称)の結成を目指している。ラーメン店にも協力を呼び掛け、函館ラーメンを盛り上げるさまざまな活動を展開。8日に設立発起人会を開き、具体的な活動内容や規約などを決め、広く会員を募集していく。

 昨年5月に市内で初めて開催された「函館塩ラーメンサミット」の実行委員会やスタッフなど、イベントに携わったメンバー5人が「イベントだけで終わってしまってはもったいない。継続的に何かをやりたい」との思いで一致。交流を深める中で組織立ち上げの動きに発展した。

 活動内容は、日本最古のラーメンとされる「養和軒」の「南京そば」の味の再現など、函館ラーメンのルーツ研究が1つの目標。今年9月に開催される「第2回函館塩ラーメンサミット」へのボランティアスタッフとしての参加、全国各地のご当地ラーメンツアーなども考えており、8日の設立発起人会で、前横浜ラーメン博物館広報担当の武内伸さんを招き、アドバイスを受けながら決定する。

 また、応援してくれるラーメン店を「協力店」として、スタンプラリーなど連携した活動も検討。道内では旭川、釧路でもラーメン愛好家の組織があり、交流や連動イベントなども行いたい考えだ。

 会員は市内と近郊在住者で、ラーメン好きなら子供から大人まで誰でも参加できる形にする。設立発起人の1人、船山大介さんは「ラーメン好きの気軽な会として、楽しみながら活動していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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