「はこだて花と緑のフェスティバル」規模縮小
update 2003/5/7 10:03
道南の初夏の風物詩として定着してきた「はこだて花と緑のフェスティバル」が今年、規模を縮小することが決定的となった。名物のフラワーカーペットを廃止し、会場は函館シーポートプラザとはこだてグリーンプラザの2カ所から、今年はシーポートプラザだけの開催になる見込み。主催する同実行委員会(前田克俊委員長)は縮小の理由について、「不況の影響で企業などからの寄付金が集まりづらくなった」としている。
フラワーカーペットは“花フェスの顔”ともなっており、毎回、市民の話題を集めてきた。ただ「実際には素通りする人が多かったのが実情」(同実行委)。数万株を必要とするカーペットは、約200万円の予算を必要とし、イベントの重荷になっていた。
会場についても、シーポートプラザに人気が集中し、「グリーンプラザ会場は通行人の休憩所でしかない」といった批判も出るなど、2会場開催を疑問視する声もあったという。
今年は、気軽に記念撮影ができるような会場装飾にし、ガーデニングコンテストなど新イベントも数多く盛り込む予定。同実行委は原案について、「予算総額はカーペット分の200万円を減らすだけ。会場を1つに絞り、資金を集中させることで、いいイベントにできるはず」と意気込んでいる。
今年の開催日は6月21、22日の2日間。同実行委は「関係者との来週からの2回の話し合いでイベント内容を詰める」としている。
提供 - 函館新聞社
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