保守系7人が新会派結成へ

update 2003/5/2 10:39

 会派再編を控えた函館市議会で1日、7人の保守系議員が中心となり新会派結成に合意した。これとは別に3、4人が会派結成を模索しており、保守系は少なくとも2つの会派に割れることがほぼ確実になった。今後は、先の市議選で初当選した保守系の2人が、どの会派に合流するかが焦点となる。

 定数34のうち保守系議員は13人(改選前の無会派3人を除く)。

 1日の会合で新会派結成に合意したのは、改選前の3会派で、北原善通氏(旧・市政クラブ)久保幸一氏(同)小野沢猛史氏(同)能登谷公氏(旧・緑風会)井田範行氏(旧・新緑クラブ)桶本建郎氏(同)の6人。

 所用で欠席の本間新氏(旧・緑風会)も合流する意思を示しているとされるほか、初当選組の金沢浩幸氏と佐古一夫氏には、代表者が2日に会う模様。残る出村勝彦氏(旧・市政クラブ)は新会派結成の協議には加わっていない。

 一方、旧・新政21の浜野幸子、工藤恵美、白崎憲司郎の3氏も2日に会合を予定している。出村氏の加入問題のほか、金沢、佐古両氏への対応などが協議の焦点となる見通し。

 これらの動きには流動的な要素も残されているが、保守系議員が一つの会派に大同団結することは難しい情勢。これに伴い、10人で会派結成届を出す見通しの旧民主・市民ネットが、改選前からの最大会派を維持する可能性が出てきた。

提供 - 函館新聞社



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