メーデーで雇用確保訴える

update 2003/5/2 10:37

 第74回メーデーが1日、函館市内2カ所で開かれ、2186人(各主催者推計)が「労働者の祭典」に参加した。失業率が史上最悪を記録する中、雇用確保や労働基準法改正反対などをアピール。政府が目指す有事法制成立をけん制し、平和な社会実現を求め、気勢を上げた。

 連合北海道函館地区連合会は千代台公園で集会を開き、64団体1686人が参加。長谷川元一会長代行は「長いメーデーの歴史の中で、今日ほど労働者が生活不安に立たされたことはない。その怒りを行動に変えよう」と訴えた。

 来賓の井上博司市長、金田誠一衆院議員があいさつをしたほか、民主党、公明党の道議、市議も出席。「労働基準法の改悪反対」「有事関連法案の成立阻止」などを求める決議を採択した。

 一方、全労連・函労会議は大門グリーンプラザで集会を開き、36団体500人が参加。佐藤達雄議長は「小泉内閣は有事法制成立や労働法制改悪を押し通そうとしている。憲法が守られ、働く者の権利が保障されるために、労働者が団結し、決起しよう」と声を張り上げ、雇用自由化法、消費税増税、有事法制などに反対するスローガンを採択した。

 両団体とも、集会後は労働旗を手に、市内をパレード。イラク戦争で出動した米空母やミサイルの張りぼてなども登場し、シュプレヒコールを上げながら五稜郭公園までデモ行進した。

提供 - 函館新聞社



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