大沼の観光シーズン幕開け

update 2003/4/30 10:21

 【七飯】大沼の観光シーズンの幕開けを告げる、大沼湖水開きと駒ケ岳安全祈願祭(大沼観光協会=坂田邦彦会長=主催)が29日、大沼の湖上と大沼周遊道路沿いの駒ケ岳神社で開かれた。関係者や地域住民、行楽客ら約110人が出席、駒ケ岳の沈静と大沼の水上安全を願った。

 駒ケ岳の山開きに合わせて毎年行われている行事だが、駒ケ岳は火山活動の活発化で入山規制が続いており、本年度も、5月1日に森町役場で開かれる駒ケ岳自然休養林保護管理協議会の会合で、規制継続が決定される見込み。

 湖水開きでは、遊覧船上で神事が行われた後、坂田会長が「安全祈願」などと書かれた鍵型のプレートを湖面に投げ込み、冬の間、厚い氷に閉ざされていた大沼を“開錠”した。安全祈願祭では坂田会長、水嶋清町長らが順に玉ぐしをささげ、今年1年の大沼、駒ケ岳の安全を祈った。

 仲間5人とハイキングがてら出席した佐藤正男さん(80)=大中山=は「いい季節なので毎年来ている。地元なので、今年もリラックスかたがた足を運び、大沼の自然を楽しみたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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