“大野ハクサイ”収穫始まる
update 2003/4/30 10:19
【大野】道南で唯一のハクサイの産地として知られる大野町の農家で29日、ハクサイの収穫が始まった。ビニールハウス内で、重さ3キロほどに育ったハクサイが次々と収穫され、柔らかな若草色と白のコントラストが春の農風景を明るく映し出している。
春の訪れが早い大野は、道内で最も早くハクサイが収穫される。JA新はこだて大野支店によると、町内では約50戸がハウスと露地で約10ヘクタールを作付け。このうち、南大野の加藤雄一さん(54)方では、ハウス20棟で40アールを栽培。1月に種をまき、2月下旬にハウスに定植、適度に加温しながら育ててきた。
本州産と出荷を調整しているため、今年の収穫開始は昨年より4日ほど遅め。冬の冷え込みが厳しく、若干、小玉傾向でLサイズが中心という。加藤さんは「ハクサイは温度管理が最も大切。春先は気温や天候が不安定なので、特に気を遣ったよ」と話し、忙しく作業に汗していた。
大野産のハクサイは札幌など道央方面を中心に出荷され、5月からは地元にも出回る。収穫は同中旬にピークを迎え、夏の足音が聞こえる6月いっぱいまで続けられる。
提供 - 函館新聞社
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