井上博司市長会見
update 2003/4/29 10:19
井上博司函館市長は28日午後、2期目の就任に当たって記者会見し、市長選を振り返った上で、今後の市政運営などについて語った。
市長選で相手候補が3万7000票余りを獲得し、無効票も6000票を超えたことについて、井上市長は「(批判票など)見方はいろいろあるが、真摯(しんし)に受け止めたい」とし、要因として共産党支持票などが相手に流れた―と分析。さらに、自民党が井上氏支持を正式に表明しなかったため「井上は自民系でないということで投票してもらえなかったのでは」と述べた。
また、選挙戦で掲げた2期目の公約のうち、当面の課題には「徹底した行財政改革」と「産業経済活性化・雇用創出」を挙げ、特に緊急の雇用拡大策には公共投資や市単独事業の拡大、融資制度の拡大・創設などを経済界と連携して検討する意向を示した。
インフラ整備としては、道新幹線の着工と青函同時開業を緊急課題とし「今夏をめどに何とか方向づけしてもらえるよう強力に運動する。高橋はるみ新知事も推進を約束しており、連携を取って進めたい」とした。
市町村合併の問題にも触れ、渡島東部4町村との合併について、6月ごろに任意協議会、秋ごろに法定協議会を設置する考えをあらためて示したが、函館圏3町との合併に関しては「国が言うタイムリミットまでには無理と思うが、合併を含む広域連携は進めたい」と述べた。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。