函館地区保護司会が「協力雇用主会」を設立へ
update 2003/4/26 10:24
函館市、戸井町、恵山町、椴法華村の保護司でつくる函館地区保護司会(奥野秀雄会長)は25日、定期総会を開き、保護観察対象者を雇う企業を募る「協力雇用主会」を9月に立ち上げることを決めた。不況下で深刻化する更生者の就職難改善に向け、雇用の場を確保し、再犯防止につなげる考えだ。
奥野会長によると、累犯者が急増している中、更生者の雇用先を確保することで、再犯を防ぐのが狙い。会員が知人の会社経営者に声を掛けるなど、7年前から検討を進めており、今年に入り具体化した。
同会の実施主体は同保護司会が主体となって準備を進めるが、函館保護観察所や函館助成会など関係機関と連携を図りながら整備していく。発足までに20―25カ所の事業所から協力が得られる見通しで、土木や交通事業者を中心に、1事業所に付き1人の受け入れ体制を整える予定だ。
奧野会長は「不況で難しいからこそこのような会が必要。将来的には、理容など有資格の分野でも雇用の場を確保していきたい」と意欲をみせている。
総会では、役員の改選も行い、現役員が全員留任した。主な役員は次の通り(敬称略)。
▽副会長 小野溥子、岡真行、寺岡祥介▽事務局長 小住義吉▽監事 松村泰作、辰村和子
提供 - 函館新聞社
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