タクシーの客待ちに苦情
update 2003/4/25 09:46
間もなく、春の行楽シーズン―。多くの観光客を集める金森倉庫群で、タクシーの客待ち方法に、観光客などから苦情が出ている。近くの交番には「記念写真の邪魔」「はねられそうになった」など苦情の内容は様々。これを受け、函館西署は行楽期における同地区のパトロール体制を強化することにした。
苦情の内容は、「景観を損なっている」「通行の邪魔」といったものだけでなく、「客を乗せた直後にUターンしようとしたタクシーにはねられそうになった」といった危険を伴うものも。特に、海側での客待ちは、進行の流れの妨げになるほか、観光客を巻き込んだ事故発生の可能性を高めており、同署では「本格的な指導を行う」と危機感を強めている。
しかし、「注意をすればタクシーも一旦は動くので、一定時間動いていないことを確認する必要のある駐車違反としての取り締まりは難しい」(同署)。函館地区ハイヤー協会(畑中八美会長)でも、「指導車が行けば客待ちはいなくなるが、一日中張り付いているわけにもいかないので」と困惑気味だ。
新規出店やリニューアルで、観光客の増加が見込まれるベイ・エリア。“マチの顔”ともいえるタクシーのマナー改善は、各事業所の努力と各運転手のモラルに委ねられている。
提供 - 函館新聞社
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