市長選折り返し

update 2003/4/24 11:07

 20日に告示された函館市長選は、現職で2選を目指す井上博司候補(66)と、会社役員で元函館市議の斎藤進候補(62)の2人が、遊説や個人演説会などを通して舌戦を繰り広げている。選挙戦の折り返しとなった23日も両候補は精力的に活動を展開、市長のいすをかけた終盤戦の攻防は、27日の投開票日に向けて一層熱を帯びそうだ。



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◎2期目の公約訴える 井上博司候補

 井上候補は1期4年間の実績と、4つの柱を据えた2期目の公約を徹底して訴える。企業・団体回りやお茶懇などに加え、後援会が法定ビラを各家庭に配布。「じっくり政策を聞いてもらいたい」(選挙事務所)と選挙期間中の個人演説会は2会場に絞った。

 23日も昭和や西桔梗などで約40事業所をで演説。産業経済の活性化と雇用拡大を重点事項に挙げ「函館の産業を支えている観光振興にこれからも力を入れる。同時に、国際水産・海洋都市の形成で、観光に次ぐ産業を構築したい」と力を込めた。従業員らの真剣な眼差しに「演説中に皆さんがうなずいてくれる。政策は理解していただいていると感じる」。選挙戦は残り3日間。「最後の最後まで政策を訴えいく」と決意を新たにしている。



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◎草の根で支持を拡大 斎藤 進候補

 斎藤候補は街頭演説の場所を事前に決めず、その場の判断で遊説先を決定するといった活動を展開。「1日50回は行っている」(選対関係者)という街頭演説のほか、個人演説会も各町会館を回って毎夜2度行うなど、徹底した“草の根選挙”で支持拡大を目指す。

 23日は市内北部を中心に選挙カーを走らせた。午前10時からは昭和3の水産加工企業の従業員を前に演説し、「民間企業や大学の発明、発見に対して報奨制度を作る。優秀なものに100―200万円の報奨金を与え、中小企業にやる気を起こさせたい」と力説、従業員一人ひとりと握手した。

 夕方まで街頭演説を精力的にこなした斎藤候補は「声も枯れてきたが、選挙カーから公約を話すたびに手を振る市民が増えてきた」と、手応えを感じ取っている。

提供 - 函館新聞社



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