日銀函館支店が「はこだて物語」作製
update 2003/4/24 11:02
日本銀行函館支店(市原好二支店長)は、函館の特徴や魅力などをまとめた冊子「はこだて物語」を作製した。職員らが独自の調査、視点で函館のまちを掘り下げた力作。函館ならではの歴史や資源、生活環境、文化などが各種データなどで示され、さまざまな角度から函館を伝える新たな“PR資料”になりそうだ。
今年4月の同支店開業110周年記念事業の一環。昨年12月初めから職員有志10人余でチームをつくり、冊子作りを進めてきた。
内容は東京出身のサラリーマンが函館に転勤、生活する中で函館の良さなどを体感していく―という物語風で、6つのテーマで函館をとらえた。
具体的には、歴史から始まり、函館に多い姓や平均年齢、市民1人当たりの年間消費額といった各種データで市民像を描写。まちの特徴を分かりやすくとらえるため、函館を「100人の村」に見立て、全国と比較した人口、産業構成なども示している。
また、市民100人に函館の良いところや課題などをアンケート調査し、結果を掲載。「日銀職員が驚いた函館(北海道)の常識」と題し、豚肉を使った「焼き鳥」、子供たちがお菓子をもらいに近所を回る「七夕まつり」など“函館ならでは”の事象にスポットを当てたほか、日本一や日本初、有望な資源を「函館自慢、道南自慢」として取り上げている。
2000部作製。25日から6月13日まで、同函支店で開催する「日本銀行函館支店開業110周年記念特別展」の来場者などに配布する。
市原支店長は「長く住んでいる人、移り住んだ人、訪れる人などそれぞれに、もっと函館のことを知ってもらい、自慢してもらいたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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