函館の良さは景色と食べ物
update 2003/4/24 11:00
景色や食べ物が函館の良さ―。函館出身者、道外出身者ともこんな見方をしていることが、日本銀行函館支店が函館市民を対象に実施した「函館に関するアンケート」結果に表れた。「函館山の夜景や新鮮な海産物がやはり市民の誇りのよう」と同支店。一方、函館の課題では、函館、道外出身者とも「マナー」が最も多く、観光都市としてのホスピタリティ(もてなしの心)などの改善点があらためて浮き彫りとなった。
調査は、函館に居住する函館出身者50人、道外出身者50人の計100人に実施。3つの質問項目で、函館の魅力や課題への見方の違いを把握するとともに、函館の将来像を探った。
結果によると、「函館のよいところ(他のまちに誇れる)は」の質問(選択肢から3つ選択)には、函館出身者、道外出身者とも「景色」「食べ物」が上位。また、「温泉」や「歴史」のほか、函館出身者は「気候」、道外出身者は「人柄・人情」も気に入っていることが分かる。
「函館の課題」(選択肢から3つ選択)では、函館出身、道外出身とも「マナー」が最も多かった。具体的には、自動車の運転、接客、ごみ捨てや飼い犬のフンの後始末など一般生活のマナー不足が挙げられ、同支店では「地元の人も感じているのであれば、改善が必要なのでは。函館のイメージブランドを高めていくにはこの点が重要」と話す。このほか、函館出身者は「市内の公共交通機関」「文化的趣味を楽しむ環境」、道外出身者は「買い物を楽しむ環境」「都会へのアクセス」を不満としている。
函館の将来像、理想像(選択肢から1つ選択)は、函館出身者では「文化水準の高い街」、「国際交流の盛んな街」が各20%、「イベント・娯楽の沢山ある街」18%、「観光スポットがビジネス街や居住区と融合した街」16%と意見が分かれた。一方、道外出身者からは「観光スポット―」42%、「国際交流」20%と、観光を核としたまちづくりを提案する声が多かった。
提供 - 函館新聞社
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